Codex「28日間の改善」21日目はまたフルリセット——「残り7日で何が起きるか」と意味深なひと言、ChatGPTウェブ版の“見た目”カスタマイズも紹介

Codex Day 21 コラム

OpenAIでCodexとChatGPTを率いるティボー・ソティオ(Thibault Sottiaux)氏が続けている「28日間、毎日ひとつ明確な改善を出す。出せない日はフルリセット」という公開の約束は、21日目を迎えました。前日の20日目は「Rest and reset(休んで、リセット)」でフルリセットになりましたが、21日目もまたリセット。2日続けてのリセットで、全員向けのフルリセットはこれで10回目です。今回の投稿には「残りの7日間で何が起きるのか」という意味深なひと言も添えられました。この日の流れと周囲の反応、同じ日にソティオ氏が紹介したChatGPTウェブ版の“見た目”のカスタマイズ、そして中小企業や個人事業主にとっての意味を整理します。

宣言そのものは「毎日改善、できない日はフルリセット」宣言の解説記事、前日の20日目は“休んでリセット”になった日の記事、19日目はdotsの通話やキャッシュの改善を紹介した記事で取り上げています。

21日目は「残り7日で何が起きるか。でも今日はリセット」

「Day 21/」の投稿は、日本時間10月26日午後2時21分ごろでした。米国西海岸では10月25日(日曜日)の午後10時21分ごろにあたります。20日目(日本時間10月25日午後0時39分ごろ)より1時間40分ほど遅い発表です。

本文を日本語にすると「21日目。残りの7日間で何が起きるのか、気になるところです。でも今日はリセットです」。ほかの発表を並べることはなく、短いひと言だけでした。リセットとは、使いすぎで上限に近づいていた利用枠(決められた期間に使える量)を、いったん満タンに戻すことです。今回も、どのプランが対象か、いつまでに反映されるかといった細かい条件は書かれていませんが、これまでと同じくCodexやChatGPT Workの利用者向けとみられます。

前半の「残りの7日間で何が起きるのか」は、ソティオ氏本人が先の展開をぼかしているようにも読めます。20日目のリセット反映時にも「来週も楽しい1週間になりそう」と書いていましたが、何が出てくるのかは、今回もまだ明かされていません。

なお、20日目は投稿の約30秒後に「太平洋時間の午前0時までに」と反映の期限を書き足し、2時間半ほどで「すべて反映済み」と報告しました。21日目については、執筆時点(日本時間10月26日午後4時40分ごろ)で、期限の書き足しや反映完了の報告はまだ出ていません。手元の利用枠が戻っているかどうかは、Codexの画面で直接確かめるのが確実です。

21日間の流れ——改善12回、全員向けリセット10回

OpenAI開発者コミュニティで宣言の進み具合をまとめているスレッドでも、タイトルが「Reset: Day 21」に更新されました。これまでの集計では、明確な改善の日は12回、全員向けのリセットは2日目、6日目、8日目、10日目、13日目、15日目、17日目、18日目、20日目の9回でした。21日目はリセットの日なので、改善は12回のまま、リセットは10回目。宣言は残り7日、いよいよ最後の1週間に入りました。

項目21日目終了時点
明確な改善の日12回
全員向けのフルリセット10回(2・6・8・10・13・15・17・18・20・21日目)
残りの日数7日

直近5日間に限ると、17日目・18日目・20日目・21日目の4回がリセットで、改善は19日目の1回です。改善とリセットの回数の差は、わずか2回まで縮まりました。利用者にとっては、リセットのたびに利用枠が満タンに戻るので、実際には“使える量が増える”という意味で悪い話ではありません。

周囲の反応——「終わったら寂しい」と「リセットばかり?」

21日目の投稿は、執筆時点で表示回数が50万回を超え、返信は1,600件以上にのぼっています。「いいね!終わったら寂しくなりそう」という返信に、ソティオ氏は「私もです、私も(Me too, me too)」と返しました。28日間の取り組みが終わりに近づいていることを、本人も意識している様子がうかがえます。

一方で、フォロワー7万人を超えるAI関連の発信者ハイダー(@haider1)氏は、「最近のOpenAIの戦略は何なのか。利用者をつなぎとめるために、ほぼ毎日無料のリセットを配っているだけに見える」と引用投稿しました。続けて「リセットはありがたいが、月100ドルのプランで週の利用枠がまだ40〜50%残っているときにいつも来るので、自分にはあまり恩恵がない」とも書いています。日本語でも「今日またCodexリセットか」といった投稿が見られ、2日連続のリセットは、ありがたさと戸惑いの両方を呼んでいるようです。

同じ日の話題——ChatGPTウェブ版の見た目を“落ち着く”色に

21日目の投稿から約30分後の日本時間午後2時48分ごろ、ソティオ氏はChatGPTのウェブ版に関するちょっとした使い方も紹介しました。

日本語にすると「ChatGPTのウェブ版は見た目をカスタマイズして、心が落ち着く感じにできることをお忘れなく」。リンク先はChatGPTの設定にある「Appearance(外観)」のページです。添えられた画面には、ライト・ダーク・システム連動を選ぶ「Mode」、テーマ(画面では「Proof」という名前)、そしてアクセント(強調色)・背景・文字の色を、カラーコード(色を表す番号)で指定できる項目が並んでいます。画面の例では、くすんだ緑のアクセントに、生成り色の背景と墨色の文字という、目にやさしい配色になっていました。

返信では、自分好みの配色の画面を見せた利用者に、ソティオ氏が「10点満点で癒やされた(10/10 soothed)」と返したり、「Claudeの標準の配色も加えてほしい」という声に「もちろん(Absolutely)」と答えたりと、和やかなやり取りが続きました。ただし、これは21日目の“改善”として発表されたものではなく、すでにある設定を思い出させる「リマインダー」という位置づけです。OpenAIのヘルプページによると、選べる設定や色はプラン・アカウント・アプリのバージョン・段階的な提供状況によって異なる場合があります。

なお、21日目のリセットそのものについては、OpenAIの公式Xや公式YouTubeチャンネルでの紹介動画は見つかりませんでした。Codexの公式の更新履歴(changelog)やGitHubのリリースも、執筆時点では10月23日公開の正式版0.164.0が最新で、新しい正式版は出ていません。

ビジネス利用者にとっての意味

21日目の内容を仕事に生かすなら、次の点を押さえておくとよさそうです。

  • 2日続けてのリセットで、週明けの月曜日から利用枠に余裕がある状態。後回しにしていた資料の大量チェックや、まとまったコードの整理などを今週前半に進めやすい
  • 今回は反映の期限が示されていないため、大きな作業を始める前に、Codexの画面で利用枠が戻っているかを確認しておく
  • リセットは予告なく来るため、「枠が残っているうちに来て恩恵が少ない」という声もある。リセットを当てにして計画するより、日々の使い方を基準に考えるのが無難
  • ChatGPTを長時間使う人は、外観設定で目にやさしい配色にしておくと疲れにくい。社内で画面共有や操作説明をする場合は、人によって見た目が違うことがある点も頭に入れておく
  • 宣言は残り7日。ソティオ氏の「何が起きるのか」という言葉どおり、最後の1週間に新しい発表が出る可能性もあるため、利用中のプランや社内ルールに関わる変更がないか、引き続き確認しておく

まとめ

Codexの「28日間、毎日改善かフルリセット」宣言の21日目は、日本時間10月26日午後2時21分ごろの「残りの7日間で何が起きるのか。でも今日はリセット」という投稿で、2日連続のフルリセットになりました。これで改善は12回、全員向けのリセットは10回、残りは7日です。「終わったら寂しい」という声にソティオ氏が「私も」と応じる一方、「リセットばかり?」という声も出ています。同じ日には、ChatGPTウェブ版の見た目を落ち着く配色に変えられることも紹介されました。最後の1週間に何が起きるのか、引き続き追いかけます。

参考リンク

この記事を書いた人
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毎日20時間以上AIの実践・研究に没頭するITエンジニア。20年以上にわたり、オンラインゲームや生活関連など幅広いジャンルのオウンドメディアで執筆・編集長を歴任。現在は上場企業グループの代表取締役を務め、複数の事業者団体で理事を兼務する経営者でもある。テクノロジーの最前線に身を置きつつ、地域の商店街や神社の運営にも深く携わるなど、地域活性化にも尽力。圧倒的な現場経験とITの専門知識、経営者の視点から、信頼性の高い有益な情報を発信している。
Olive株式会社 代表取締役

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